帯文
公共空間の過度な活用でまちは窮屈になっていない?
ルールに縛られた空間を解きほぐし
公民連携の課題を解決する
アクティビティ+マネジメント実践集
PUBLIC HACKとは
本書では、PUBLIC HACKとは、
公共空間において、「個人それぞれが生活行為として自然体で自分の好きなように過ごせる状態であること」
とされており、そのPUBLIC HACKでは、
まちを「私的に自由に使う」人がいて、周りの人々はその様子を自然に受け容れ、その場所の管理者もそれを善しとして特段制止せずにいる、という均衡が保たれます。
とされています。
PUBLIC HACKの現場では、管理者、実践者、傍観者の3者が存在するとされていますが、僕も行政職員として管理者になることもあり、一方でまちづくりの実践者やそこに居合わせる傍観者にもなることがあるので、本書は「あるある!」から「そんな考えまで至ったことはなかった!」の連続でした。
ではどうやってPUBLIC HACKを実現するのか
ではどうやってPUBLIC HACKを実現するのか。本書の内容に僕の経験も少し混ぜて図にしてみたのでご覧ください。
まずは「PUBLIC HACKが実現しない構図」。
あるあるって感じですね(笑)。
続いて「PUBLIC HACKが実現する構図」。
3者とも急に意識が高い良い人になりましたが(笑)、 目指すべきはこんな感じだと思います。
本書では、こうなるための知恵や心構え、実践例など豊富に紹介されていますので、興味がある方はぜひ。おすすめです!
ちなみに著者の笹尾和宏さんのホームページ。PUBLIC HACKの実践例がたくさん!