読みました!天久聖一の『サヨナラコウシエン』!
あらすじ
おじいちゃんとサヨナラするため、5歳のふじおは甲子園を目指す。ギャグとメルヘンとほんの少しの涙で描かれた、これは別れの物語。
帯文
笑えて、泣ける
天久さんに笑わされ、ふじおに泣かされました!
宮藤官九郎(脚本家・監督・俳優)
感想
天久聖一さんの著書は『バカドリル・コミックス』と『味写入門』(どちらもお腹が痛くなるまで笑えます)しか読んだことがありませんでした。あとは電気グルーヴと仲が良くて、手がけたPVは最高!ってな認識だったのだけど、こんなに泣かせてくるとは。恐れ入りました。
もちろん天久さん流のベタ&小ネタでニヤニヤしっぱなしなんだけど、孫の成長を願うおじいちゃんと、無邪気な5歳児の組み合わせなんてやばいでしょ。ラストは号泣っすよ。
また5歳児の描写もうまくて、子どもが泣くのを我慢してる姿ってそれだけでグッとくるんだけど、最後に「すん!」って引っ込める描写とかね。もうすごいです。
さらっと最後まで読めちゃうんだけど、おすすめは2周目です。おじいちゃんの願いがより伝わって最初っから泣けます。そして泣きながら安心してベタ&小ネタで笑えます。
最高!おすすめです!