読みました！今話題の「漫画 君たちはどう生きるか」！
あらすじ
旧制中学校に通う15歳の少年コペル君、本名は本田潤一。二年前に銀行の重役であったお父さんを亡くし、今は郊外の小ぢんまりとした家に母親とお手伝いさんと暮らしている。
コペル君はある時、家によく遊びに来る母の弟である叔父さんから一冊のノートを渡される。そこには過去に、叔父さんや友人と話したり、考えたりした、さまざまな出来事が記され、それに対する叔父さんからのメッセージが綴られていた。
天文学、化学、物理学、経済学、英雄譚……叔父さんとの対話を続けるうち、コペル君はものの見方や貧困、差別といった社会の構造、人間関係について学ぶ。
そして、親友たちとの間に“ある事件”を起こしたコペル君は「どう生きるか」について深く問いかけられることになる。
感想
以前に宮崎駿監督の引退撤回次回作のタイトルは「君たちはどう生きるか」だというニュースをチラ見してうっすらとこのタイトルを覚えてたのですが、このマンガの存在を知り、タイトルだけで名作感がすごかったので読んでみました。
主人公のコペル君がいうように、人間ひとりひとりを分子のような存在だととらえることで、自分は他人との関わりがないと生きていいけないのと同時に、小さなことであろうと自分も他人に貢献できる存在であると思うことができるのだなと思いました。
全編にわたり叔父さんとの対話の中で成長していくコペル君ですが、一度だけ母親に背中を押してもらうシーンがあり、そこがとても泣けて好きです。どんな大きな後悔や失敗があったとしても、それを受け止めて忘れずにいれば、その経験がこの後の人生で何度も背中を押してくれるよと。
そしてこのマンガは最後に原作者のメッセージで締めくくられます。
そこで、最後に、皆さんにおたずねしたいと思います——。
君たちは、どう生きるか。
最高！おすすめです！
